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February 19, 2006

イタリア旅行記4日目 花の都

ヴェネツィアのホテルは、朝食のレストランも素敵だったわ。
あぁ、もう一日居たいところだけど、今日はフィレンツェへ。
いよいよ花の都よー!
といっても冬だから花はありませんが、言わずと知れた花の聖母寺がありますね。
見た目の可憐さはほんとに花のよう。

ヴェネチアからバスでフィレンツェに入り、まず向かうのはミケランジェロ広場へ。
眺めは良いし、お天気が良かったのでとても気持ち良かったです♪
ゴリアテを睨んでどーんと聳え立つダビデ君の肩だの頭だのに鳩ぽっぽが沢山乗っていて、ちょっと笑えた。
イタリア人のおじ様たちは、景色はどうでもいいやとばかりにおしゃべりに花が咲いている。
ちなみに乗っているバイクはHONDAが殆どでした。

ミケランジェロ広場を後にして、お食事へ。
レストランのお食事、美味しかったんですが、お給仕のお姉さんとお兄さんが見事な鉄面皮だった。
でもイタリア人のお客さん達にもそうだったから、私たちが嫌われているからって訳ではないようです。
日本だったらクビになるんじゃなかろうか…。
さて、食事の後はヴェッキオ橋を眺めつつ、ウフィッツィ美術館へ。
ガイドさんは全身白づくめのナオミさん。
超インパクトあります。
そして見れば見るほど、前のガイドもこの人だったような気がしてきました…。
美術館の入り口は空港並みのチェック。
カバンをX線チェックにかけ、金属探知器をくぐります。
服の中にカバンをかけているので、外すのに一苦労。
ビーとか鳴ってる気がするんだけど、係りの人が何も言わないのでそのまま中に入っちゃいました。
健脚組は階段で!との事なので階段をえっちらおっちら登って最上階まで参りました。
これがまた長いのなんのって。
ゼーゼー言いつつ天井のグロテスク様式を眺めたら、いよいよ絵画鑑賞へ。
まず観るのは「荘厳の聖母」。チマブエ、ジォット、ドゥッチョの3枚の比較です。
大学の頃に西洋美術史でなんだかんだと解説を受けた画が目の前にあるのだわ。
しかし、その内容を綺麗さっぱり忘れているバカな私。
オペラグラスの存在を今度は思いだし、早速覗いてみると…。
おぉ、口元から歯が覗いているのとか見えるわ。
持ってきて良かった。
そして次から次へと教科書に載っていた画がバンバン出てくる。
フィリッポ・リッピの「聖母子像」はマリア様の顔が素敵。
この人、かなりの破戒僧だったようです。なんとマリア様のモデルになっている若い尼僧と恋に落ちて駆け落ち!
やるわね。
しかし短時間で見て回らなければいけない悲しさよ。
あれも観たいのに、という画を次々にすっとばして有名所を押さえていく。
レオナルド・ダ・ヴィンチの「受胎告知」もあれば、ミケランジェロの「聖家族」もある。
おまけにラファエロまであるんだから、凄いコレクションだわ。
でもウフィッツィと言えば、やはり一番期待するのはボッティチェッリかしら。
「春」と「ヴィーナス誕生」が両方観られるっていうのは凄いわ。
なんというか、この二枚は匂い立つような絵だと思う。
「春」の前に立っていると、草と土と花の香りが混じった春独特の香りがするように思うし、「ヴィーナス誕生」では爽やかな微風と潮の香りを感じる。
写真で見るのと、生で観るのとじゃ全然違うなぁ。
オペラグラスで観てみると、草花が立体的に描かれているのが分かる。
美しい絵だった。幸せ♪
時間に追われて後ろ髪引かれる思いで鑑賞終了です。

さて、次に向かいますのはヴェッキオ宮殿。
こちら、外観の鑑賞のみですが、煉瓦むき出しでなんともそっけない。
民衆の怒りを誘発させないためにわざと外側は質素にしていたのだとか。
しかし一歩中に入ると、その豪華絢爛ぶりといったらもの凄いみたいです。
家具に宝石がついてたりするそうですよ。見たかったなぁ。
しかし町中にゴロゴロと美術品があるっていうのは凄いわ。
シニョーリア広場には、誰もが知っているミケランジェロのダビデ像が置いてある。
今はレプリカですけどね。
オリジナルはアカデミア美術館にあります。今回は残念ながら行けず…。
首をぐるぐる回してあちこち見ながらガイドさんに付いて進んでいくと、見えてくるのは「花の聖母寺(サンタ・マリア・デル・フィオーレ教会)」の名にふさわしい、可憐で美しい大聖堂です。
三色の大理石の外観は、一目見れば自然と感嘆が漏れます。
ここで撮影を行った竹ノ内君が主演の映画の影響で、今じゃ大聖堂の屋根に登るのが大人気だそう。
残念ながら今日は閉まっているので登れませんが。
教会のすぐ傍にあるサン・ジョヴァンニ洗礼堂の扉は、その美しさに感嘆したミケランジェロが「天国の扉」と名付けたそうです。
でも今置いてあるのは、これまたレプリカ。オリジナルはドゥオモ美術館にあります。
オリジナルは洪水で流された事もあるのですって。
そりゃ危ないわ。
ちなみこの扉の修復だか、レプリカを寄贈したのかどっちか忘れましたけど、サンモトヤマが費用を出したそうです。
でもイタリア人は全然知らないのだろうな、そんな事は。

華麗なるドゥオモの見学で注目しなきゃいけないのがクーポラ(円形丸屋根?天蓋?天井?)です。
フィリッポ・ブルネレスキが設計しました。
彼はクーポラの建設にあたり、二重構造を考案した偉大な建築家です。
技法の事は良くわかりませんが、構造を二重にする事により、初めてこの大クーポラは実現可能なものとなったそうです。
実際の建設にあたっては、人足達がこの仕事を嫌がった為、快適にしてあげようじゃなかという事で、あの高いところで食事や、なんとトイレの設置までしたっていうんだっていうから驚き。
やっぱり労働環境は良くなきゃいかんよね(笑)。
彼と「天国の扉」を制作したギベルディの関係をガイドさんが説明してくれたのですが、興味深かったです。
洗礼堂の扉の制作は辞退か拒否か分からないけど、結果ギベルディに譲る事になったブルネレスキですが、もし彫刻家としての道を歩んでいたら建築家としての彼は無かったかも知れないわけで。
建築の道をすすむ学生が、これがブルネレスキさんか!とわざわざ彫像を拝みにくる事もなかったでしょうし、このドゥオモのクーポラだって無かったかもしれません。
人生ってのは面白いなぁ。
かのミケランジェロですら、「フィレンツェのドゥオモより美しいものは造れません」と言ったそうだし、実際クーポラの建築においてはブルネレスキを超えられず、サン・ピエトロのクーポラはこのドゥオモのものよりも小さいのだそうだ。
そしてそのブルネレスキは今、彼が建設したドゥオモの下で眠りについている。
彼の遺体は長らく消息不明だったのだけれど、ガイドさんの説明によると、天国の扉が流されてしまった洪水の時、修理の為か何かでドゥオモの床を掘ったところ、遺跡とブルネレスキのお墓とお骨が見つかったとか。
うろ覚えなので間違っていたらごめんなさい…。
しかしドゥオモに埋葬されるというのは本当に異例の事だそうです。
彼にとって、これ以上の安息の地は無いでしょうね。

構造に注目したら、今度は内側の絵です。
ジョルジョ・ヴァザーリの「最後の審判」。
これまた凄い。
オペラグラスを片手に上を見上げる訳ですが、気を抜くと口がぽかーんと開いてしまう。
上へ上へと吸い込まれて行くような感じがします。躍動的だ。
クーポラに登れれば、この絵ももっと近くで見られるのに、残念です。
ヴァザーリ自身は完成を見ずして亡くなってしまったそうです。無念でしょうなぁ。

クーポラに登れなかった変わりに、ジョットの鐘楼に登ってきました。
が、恐ろしく疲れました…。
階段が長いわ狭いわ。
まだあるの?と何度言ったことか。
しかし上に上がってからの眺めは最高!!
登って良かったー♪と心から思いましたわ。
登りも辛かったけど、降りるのも結構怖かったので、ここに行くなら若い内をお薦めします〜。

お夕食はサバティーニ・ディ・フィレンツェへ。
今回行く中では一番いいレストラン。
といっても超高級というわけでもないらしく、ちょっと小綺麗くらいの格好で問題無いらしいです。
お食事は美味しかった♪
ペンネのトマトソース系のパスタと、メインはお肉料理。
一緒のテーブルになったご夫妻に、ワインをご馳走になってしまった。
会話に花を咲かせてのお食事は楽しいですね。

明日はピサへ。

投稿者 melissa : February 19, 2006 01:26 PM


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