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July 16, 2006

ゆれるのは…

ゆれる」を観て来ました。
連休中とあって混み混み。
友人が朝から整理券を取りに行ってくれた。感謝!

オダギリジョー主演作品なので、評判が良かろうと悪かろうと多分映画館に行ってしまうんでしょうが、今回は前評判がすごーく良かった。
なので結構期待して観に行ってきました。
結論から先に言ってしまうと、少々期待度が高すぎたかなー、と。
役者の演技は秀逸で、映像も綺麗だし話の内容も面白いし、良いんだけどね。
撮り方も面白かったし。
兄弟の対決シーンでは画面がまさしくゆれていて、ちょっと酔いそうにー。
そう、途中までは成る程、面白かったんですよ。
しかし最後の三分の一が、少しばかりあれ?って感じでした。
とは言うものの、観て損は無いと思うし、役者の演技だけで言うとホントに今年最高って言ってもいいくらい凄いと思う。
オダギリさんも凄かったけど、香川照之さんはお見事としか言いようが無いです。
日頃穏やかで真面目で、人間出来てるなっていう人間が隠している狂気が湧き上がってくる感触が恐ろしかった。
顔は笑っているのに、目が…。
そして全てを諦め、赦した様な表情も。
最後に見せたあの笑顔は、どういう心境なのかなぁ。

兄弟の間の葛藤という難しいテーマだと思いますが、監督の言わんとするところは朧げながら理解出来ました。
肉親だからこその苛つきと羨望、憧れ、嫉妬。憎悪しながら愛情も捨てられない。
言葉にしてしまうとチープだけど、そんな感じ。
切りたくても切れない疎ましさとでもいうのかな。
どうしてもそこから抜けられなくて、そんな自分が歯がゆくて哀れだったりとか、あっけなくその枠を外している兄弟が羨ましくもあり、恨めしくもあり…(笑)。
結局自分次第なんだけど、簡単に割り切れるものでもないんだよね。
だけど「ゆれる」想いは子供の頃から付きまとい、逃れられない。
逃れようとするから余計に逃げられないのかも。
過去に戻ってみれば、そこにはゆれようの無い確かな時が流れているわけで、映画の中の弟が感じたであろう想いは、とても良く分かる。
けれど言葉には出来ないです。
根っこが深すぎる。
オダギリさんの演技も凄いよ。彼一人っ子なのにね。

んー、しかし今回のオダジョーは珍しくマトモに格好良かったな。
益々ファンが増えそう。

ゆれる
http://www.yureru.com/splash.html

投稿者 melissa : July 16, 2006 11:01 PM


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